特選映画
3月のライオン【前編】
3月のライオン
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
【作品情報】
  • 邦題:3月のライオン【前編】
  • 原作:羽海野チカ『3月のライオン』(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
  • 監督:大友啓史
  • 主なキャスト:神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶/佐々木蔵之介、加瀬亮ほか
  • 上映時間:138分
  • 上映方式:2D
  • 制作年国:2017年/日本
  • 映倫区分:G
  • 配給:東宝=アスミック・エース
  • <INTRODUCTION>

    連載中の人気コミックを大友監督が実写映画化

    17歳のプロ棋士・桐山零と周囲の人々の成長物語【2部作の前編】

    <STORY>
    【前編】
    若き天才ともてはやされる17歳の将棋のプロ棋士・桐山零。しかし彼には、家も家族も居場所も-何もなかった-。
    中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零(神木)は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から家を出るしかなかったからだ。高校でも会話を交わすのは担任のみ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった……。
    【後編】
    ある事件が川本家を襲い、さらに3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を突き付ける。一方、幸田家も親子の対立から崩壊へと向かっていく。-大切な人たちを守るため、強くなるしかない-。新たな決意のもと最高峰を決める獅子王戦トーナメントに挑む零。トップには、将棋の神の子と恐れられる宗谷名人が待ち受けていた─。
    映画公開情報

    【前編】2017年3月18日(土)【後編】4月22日(土)2部作連続・全国ロードショー

    "デートマスター"による「ネタバレなし本音レビュー」

    マスコミ試写にて、前編・後編を一気に拝見した。両編ともに長編だが、上映中は世界観にどっぷりはまり、むしろあっという間にエンドロールになってしまった。それにしても大友監督は、人気漫画の実写映画化が本当にうまい。『るろうに剣心』でも感動したが、原作の本質的魅力を見極め、主軸をぶらさず、映画枠に収めるために削り取り、さらに演出を肉付けし極上のエンターテインメント作品にしあげてくれた!原作のファンも、それ以外の方も満足できるのは間違いない。また、将棋のことを知らなくても、特に問題はない。
    3姉妹だけの一軒家に、見知らぬ高校生(酔いつぶれた零)を連れ帰るのは現実的でないが、敢えていじらず原作のキャラクター設定や世界観を尊重するのが大友流。
    みどころは前編に多く、川本家と出会いで零の心が徐々に変化していく点に注目。義姉・幸田香子役の有村架純は、表面はイジワルながら優しい心が根底にあり、さらに血の繋がらない微妙な関係性で色気をみせられ有村ファンはイチコロ(私もイチコロ)。3姉妹の長女・あかり(倉科カナ)や次女・ひなた(清原果耶)たちの笑顔が、零に居場所や生きている意味を伝えていく。
    現在も原作は連載中で、原作者・羽海野チカが考えていた結末を受け取り、大友監督が紡ぎだした誰も知らないラストが気になり、後編が上映される1か月後が待ち遠しいだろう。

    カップルに★★★★★ラブラブ★★★★☆
    女性に★★★★★爽快感★★★★★
    男性に★★★★★スリル★★★☆☆
    子供に★★★★☆社会性★★★★☆
    オフィシャルWEBサイト

    http://3lion-movie.com

    (掲載内容は2017年2月4日現在のものです)
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