特集記事タイトル
始皇帝の地下軍団、東京に参上
画像説明
『兵馬俑(複製)』記念撮影コーナー
中国『始皇帝』の陵墓近くに埋められた約8千体もの陶製の軍団『兵馬俑』。バリエーション豊かな兵馬俑と始皇帝にまつわる貴重な文物を一堂に紹介する特別展『始皇帝と大兵馬俑』が東京国立博物館でスタート。会場内のみどころをご紹介します。
1. 始皇帝が夢見た『永遠の世界』を国内で鑑賞
※掲載内容は2015年10月28日現在のものです
1. 始皇帝が夢見た『永遠の世界』を国内で鑑賞
今から約2200年前に『最初の皇帝』を名乗り中国大陸に統一王朝を打ち立てた秦の始皇帝。始皇帝が空前の規模で築き上げた『永遠の世界』の実像に迫る特別展『始皇帝と大兵馬俑』が2015年10月27日(火)より東京国立博物館でスタート。

#
1号兵馬俑抗/秦始皇帝陵博物院蔵
中国・陝西省にある始皇帝の巨大な陵墓のほど近くに大量に埋められた地下軍団『兵馬俑』は、20世紀最大の考古学的発見のひとつです。始皇帝陵の一部として世界文化遺産にも登録され公開されている『兵馬俑』からバリエーション豊かな兵馬俑をはじめとする出土品の数々を国内で見ることができる貴重な機会です。
#
(左)秦公鐘 (右)南宮こ鐘
始皇帝の宮殿遺跡や陵園で発掘された貴重な文物も数多く展示。秦の人たちも憧れた美しい石(玉)や瑪瑙(めのう)で作られたアクセサリーや、2200年以上前にあったという水道の仕組み、国々で違っていた重さや長さの単位の統一などが展示されています。
#
1号銅馬車(複製)
1980年、始皇帝陵墳丘の近くで2種類の4頭立て馬車をかたどった青銅製のも模型『銅馬車』が発掘されました。大きさは実際の馬車の半分程度で、合計6000もの部品からなる複雑なもの。始皇帝の霊魂を乗せて出行するために副葬されたものと考えられている『銅馬車』を、とても精巧に複製されたものを展示。レプリカながら、2台同時に展示されることは、非常に貴重とのことである。
#
鋭い眼光の『跪射俑(きしゃよう)』
本展の中心となる兵馬俑は第二会場にて、現地の発掘現場『兵馬俑抗』を再現するように展示。秦軍の陣容に迫る『将軍俑』『騎兵俑』などに加え馬飼いの『馬丁俑』や芸人の『雑技俑』などバラエティ豊かな兵馬俑が勢揃い。どれ1つ同じ顔のものがないとされるリアルな兵馬俑はみごたえ十分です。
#
『兵馬俑』と一緒に記念写真を撮ろう
第二会場のラストには、兵馬俑をバックに記念撮影ができる『兵馬俑(複製)』記念撮影コーナーが用意されています。ストロボも使用可能なので、兵馬俑に守られている感じで上手に自分のカメラで撮影しよう。
#
百戦練磨の貫禄武将『将軍俑』
#
臨場感を重視した展示風景
#
1号馬車(複製)
#
2号馬車(複製)
【特別展『始皇帝と大兵馬俑』】
◇公式ホームページ:http://heibayou.jp/
◇会期:2015年10月27日(火)~2016年2月21日(日)
◇会場:東京国立博物館 平成館(上野公園)
◇開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※ただし12月18日までの金曜日、10月31日(土)、11月1日(日)・2日(月)は20:00まで開館
◇休館日:月曜日、年末年始(12月24日(木)~2016年1月1日(金・祝) (ただし、11月2日(月)、11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館。11月4日(水)、11月24日(火)、1月12日(火)は休館)
◇料金:一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円、中学生以下無料
◇アクセス:
・JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分

***関連リンク***
■兵馬俑(中国旅行:ARACHINA)
■東京国立博物館(公式ホームページ)
pagetop