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AKB48がAKB紅白で生歌・生演奏に挑戦
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ロス・インディオス&中井りか ©AKS
年末恒例イベント『第7回AKB48紅白歌合戦』が開催され、生演奏+生歌への拘り、他グループとの共演など趣を大きく変更。果たして鑑賞したファンの満足度はいかに?
1. 紅白風カラオケ大会からミニ歌謡祭へ
※掲載内容は2017年12月12日現在のものです
1. 紅白風カラオケ大会からミニ歌謡祭へ
2017年12月10日(日)AKB48グループ年末恒例イベント『第7回AKB48紅白対抗歌合戦』がTOKYO DOME CITY HALLにて行われ、全国からグループメンバー131名が参加した模様を取材しました。

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ゲストも含めステージ上に勢ぞろい
今回は『FNS歌謡祭』『堂本兄弟』などを手がけるフジテレビ番組のきくちPが演出を務め、これまでの『NHK紅白を模した大規模なカラオケ大会』から『ミニ歌謡祭』的な装いに。
最も大きな違いは全ての楽曲を生演奏、生歌でパフォーマンスしたところ。結果的には賛否両論がありますが、新たなチャレンジという意味と、生歌ならではの緊張感、メンバーの本気の熱唱に、素直に拍手を贈りました。
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指原莉乃+モーニング娘。'17
ライブは各グループ選抜が代表曲を披露したあと、指原莉乃が希望していたモーニング娘。'17との共演がステージ上でついに実現。『サシニング娘。』としてリリースしていたアルバム楽曲『Get You!』などを初披露。
指原自身「本気で緊張」「AKB48に入ってダントツに幸せ!あ、総選挙と同じくらい(笑)」と言い直すほど、念願の共演に感動しまくり。ただ『Get You!』はリズム、歌詞ともシングルリリースしないのが勿体ないほどの神曲ですが、会場の盛り上がりはイマイチでした。
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山本彩+稲垣潤一
その後、各グループが同じ活動拠点を持つアイドル同士の夢のコラボがつづき、NGTは新潟の大先輩『Negicco』と、SKEは『チームしゃちほこ』と、NMBは『たこやきレインボー』と共演し、ファンにもメンバーにも斬新なライブとなりました。
豪華コラボはこれで終わらず、山本彩は稲垣潤一とのデュエット『過ち』をしっとりと歌いあげ、中井りかはロス・インディオスとの『抱いてやっちゃ桜木町』をファンの前で初披露しました。
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白間美瑠+押尾コータロー
クライマックスでは、これまでのAKB紅白同様、グループ楽曲以外でのカバー対決に。名曲『なごり雪』を松井珠理奈と小畑優奈がイルカとともに。白間美瑠は『チェインギャング』を押尾コータローのギター演奏で熱唱。
白間は途中、歌詞を間違えるも、その後は悔しさをぶつけるようにギアを一段あげて熱唱。宮脇咲良もミュージカル調楽曲で気持ちを込めまくり、音程を超越した歌を披露するなど、生歌ならではのパフォーマンスに大きな拍手がおこりました(咲良ファンとしてはハラハラでしたが)。

AKBの楽曲では、渡辺麻友の卒業ソング『サヨナラで終わるわけじゃない』を、向井地美音と小栗有以が披露。小栗は尊敬する麻友を目の前に、寂しさがこみ上げ涙する場面も。自身が期待する若手ふたりが歌う姿に、審査席の麻友も優しい笑顔を見せていました。

ちなみに本ライブでの私の収穫は、歌唱力と目力が目立ったNGT48の佐藤杏樹と、アイドルオーラを発揮していた『たこやきレインボー』の清井咲希。要注目です。

ファンが求めるものが例年のカラオケ大会風なのか、今回のような歌謡祭風なのかは微妙ですが、他のアイドルとの共演は、メンバーにプラスなのは間違いありません。3年ぶりの組閣(=チーム変更)で大改革を進めるAKB48グループ。乃木坂と人気が逆転するなか、年末でエース渡辺麻友が卒業。

宮脇咲良を擁するHKT48の再躍進に期待していますので、秋元康P、よろしくです!
【AKB48紅白歌合戦】
◇特設サイト:https://www.akb48.co.jp/lp/akb48_kouhaku_7th/

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