特集記事タイトル
日本初公開!クロード・モネ《草上の昼食》の本物を観る
プーシキン美術館展――旅するフランス風景画
スペシャルサポーターの水谷豊さん
日本初公開となるクロード・モネ《草上の昼食》などで話題の『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』が開幕。オリジナル写真とともにご紹介します。
1. モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの傑作が集う
※掲載内容は2018年4月21日現在のものです
1. モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの傑作が集う
東京・上野公園の『東京都美術館』にて2018年4月14日(土)『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』がスタート。13日におこなわれたプレス内覧会にて撮影した展示風景とともにご紹介します。
プーシキン美術館展――旅するフランス風景画
フランス風景画の旅のスタート
プレス内覧会には、本展のスペシャルサポーターを務める水谷豊さんが特別ゲストとして登場。ひと足先に鑑賞した水谷さんは「旅をしているような気持ちで(絵の世界に)ひきこまれました」とコメント。
今回、初公開となるクロード・モネ《草上の昼食》もじっくり鑑賞したそうで「本物はすごいですね。学芸員の方からのお話を伺い、見方も変わりました」と話され、その他でお気に入りの作品は?という質問にとしてアンリ・ルソー《馬を襲うジャガー》を一番に挙げられました。
クロード・ロラン《エウロペの略奪》
クロード・ロラン《エウロペの略奪》
本展には、モスクワのプーシキン美術館が誇る珠玉のフランス絵画コレクションから、17世紀から20世紀の風景画65点が来日。神話の物語や身近な自然など、様々な情景を舞台に、フランス近代風景画の流れをたどります。
クロード・モネ《草上の昼食》
クロード・モネ《草上の昼食》
最大のみどころは、今回が初来日となるクロード・モネの《草上の昼食》。展示エリアは第4章『パリ近郊―身近な自然へのまなざし』だ。
本作品は、20代半ばだったモネが大作の最終下絵として描き始め、結果として大作の実現が叶わなかったときに、再び手を加えて作品として完成させた可能性が高いとのこと。作品に登場するモデルたちの裏話など、パネル展示や音声ガイド(有料/550円)で様々な興味深い情報を得ることができました。

音声ガイドのナビゲーター"旅の案内人"は水谷豊さんで、独特の味わい深く落ち着いた語り口調で、展示内容をより一層楽しめます。また、"コラム解説"は声優の上坂すみれさん、一部ではピアニスト三浦友里枝さんによる印象派の時代のフランスにちなんだ演奏がBGMで流れます。
クロード・モネ
クロード・モネの3作品
本展ではクロード・モネのほか、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーらの傑作が集います。オフィシャルショップでは、『公式図録』(2,300円)や『旅するビスケット』(風景画MAP付き/500円)などが販売されていました。
絵画を通じてフランスを旅した気分にも浸れる『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』は、2018年7月8日(日)まで開催されます。
【プーシキン美術館展――旅するフランス風景画】[東京展]
◇公式ホームページ:http://pushkin2018.jp
◇会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)
◇会場:東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)
◇開室時間:9:30~17:30(金曜日は20:00まで)
※入室は閉室の30分前まで
◇休室日:月曜日(ただし4月30日は開室)
◇観覧料:一般1,600円、大学・専門学校生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円(800円)
※中学生以下は無料
◇主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
***関連リンク***
■東京都美術館(公式ホームページ)
pagetop