特集記事タイトル
総額21億円!ストラディヴァリウス21挺を至近距離で観る、聴く、撮る
画像説明
名器中の名器『サン・ロレンツォ』
六本木ヒルズで『ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展』が2018年10月15日(月)までの1週間限定で開催中。アジアで初めて21挺が集結するなど、クラシックファン以外も必見の体験型展覧会です。
1. 世界で唯一演奏可能なギターや名器中の名器『サン・ロレンツォ』も来日
※掲載内容は2018年10月11日現在のものです
1. 世界で唯一演奏可能なギターや名器中の名器『サン・ロレンツォ』も来日
六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリーにて『ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展』が2018年10月9日(火)から15日(月)までの1週間限定で開催中。知っているようで知らない『ストラディヴァリウス』について学び、聴き、感じることができる大変貴重な機会です。
#
ヴァイオリン職人の手さばきを間近で
300年もの間、リスナーの途絶えることがなかった「生きている楽器」ストラディヴァリウス。同じ素材、同じ製法で作ったり、現代科学で様々な分析をしても、その音色を出せる楽器が作れないって不思議ですよね。
ストラディヴァリウスで知られる名匠アントニオ・ストラディヴァリが実際に使用していた工具とともに、ヴァイオリン制作の聖地:イタリア・クレモナ市の工房を会場内に再現。間近でヴァイオリン職人の手さばきを生で観ることができます。
(写真:イタリアで活躍されているヴァイオリン職人:フランチェスコ・トト氏)
#
《Stradivarius Timeless Jouney》
ストラディヴァリウスの秘密や21挺それぞれの個性を楽しめる仕掛けやイベントも盛り沢山。
300年の音響環境の返還を追体験できるインスタレーション《Stradivarius Timeless Jouney》では、産声をあげた工房、アントワネット妃が暮らしたヴェルサイユ宮殿、ホールの原型となった旧ケヴァントハウス、そして現代の東京のサントリーホール。ストラディヴァリウスの響きを届けてきた空間に着目し、音色を聴き分けるタイムスリップ・インスタレーションです。

また、多数のゲストを招きミニライブとトークセッションを日毎に開催。会場に展示されたストラディヴァリウスの生音を、世界で活躍する演奏家が生音で披露。入場料のみで、しかも間近で聴くことができる、貴重すぎる機会です。
※公演スケジュールは公式サイトでご確認ください。
#
20挺のストラディヴァリウスが一堂に
展示されたなかで、最大のみどころは大きく4つ。1つはヴァイオリンの始祖『アンドレア・アマティ』の展示、2つめは世界で唯一演奏可能なストラディヴァリウスのギターの展示です。
3つめは1挺だけ単独で展示され、いかにも特別なオーラを発しているのが、マリー・アントワネットが聴いていたとされる名器中の名器『サン・ロレンツォ』。これらも公演で生音を聴くことができるというからスゴイですね。
#
間近で観て、写真も撮れるのは嬉しい
そして最後の展示会場にズラリと並ぶ『20挺のストラディヴァリウス』。
テレビで観たりクラシックのコンサートなどで聴いたりする機会は多いものの、『ストラディヴァリウス』を間近で、しかもガラス越しとはいえ、至近距離でじっくり眺めることができるのは、めちゃくちゃ貴重です。
展示されたストラディヴァリウスは、一般の人も撮影可能(公演時などは除く)。インスタグラムでアップすれば、なんとなく文化人みたいで誇らしい(笑)

会期は10月15日(月)までとあと僅か。わずか2,300円の入場料だけで、ストラディヴァリウスを間近で観て、一流演奏家による生音を聴ける機会をお見逃しなく。

(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展】
◇公式ホームページ:https://tsf2018.com/programs/exhibition/
◇開催期間:2018年10月9日(火)~10月15日(月)
◇開館時間:
・10/9(火)15:00-22:00
・10/10(水)10:00-17:30
・10/11(木)12:00-22:00
・10/12(金)10:00-17:30
・10/13(土)10:00-22:00
・10/14(日)10:00-22:00
・10/15(月)10:00-17:30
※最終入館は各閉館時間の30分前まで
◇チケット:一般2,300円、中・高・大学生1,500円、小学生800円、小学生未満無料
◇会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
***関連リンク***
■森アーツセンターギャラリー(公式ホームページ)
pagetop