1. 舞台挨拶レポート:のん&橋本愛、中条あやみ、土屋太鳳、平祐奈
開催中の『第33回東京国際映画祭』にて、作品上映と豪華登壇者による舞台挨拶が連日行われています。映画祭の華である、女優陣のコメントと出演作をまとめてご紹介します。
映画『私をくいとめて』舞台挨拶(11/5開催)
(左から)橋本愛、のん、林遺都、大九明子監督
(c)2020 TIFF
注目を集めたのは、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年放送)以来7年ぶりとなる、のんと橋本愛の共演&登壇となった、映画『私をくいとめて』(12月18日公開)の舞台挨拶。
橋本は「軽く本読みしただけで、ものすごいスピードで関係が埋まっていって『すごい、魔法だ』って。セリフ以上の心のやりとりを毎シーンで感じて快感でした」と振り返った。
のんも「『明日、愛ちゃんだ~』みたいにワクワクしてた」そうだが「顔をあわせたら『緊張でドキドキして、目が合わせられなかった』」と振り返る。
だが「でも演技を始めたら凄く自然なことに感じて。何も抵抗なく、すごく楽しかったです」と笑顔で振り返っていた。
映画『水上のフライト』舞台挨拶(11/4開催)
(左から)小澤征悦、室伏広治(スポーツ庁長官)、中条あやみ、兼重淳監督
(c)2020 映画「水上のフライト」製作委員会
中条あやみが登場したのは、映画『水上のフライト』(11月13日公開)の舞台挨拶。同作は、事故で歩けなくなったヒロインが、逆境に負けず競技カヌーに出会いパラリンピックを目指す実話から着想を得た感動ストーリー。
コーチ役で共演した小澤征悦より「中条さんが乗っていた競技用のカヌーは全然違うんです。私は、すぐにひっくり返りました。競技用のカヌーを乗りこなす中条さんは、空を飛ぶ鳥のようでした」と絶賛された中条あやみ。
中条は「皆さんの前でご挨拶できることが本当に嬉しい。体育大学の学生でも一ヶ月はかかると言われましたが、自分で乗ったほうが絶対に迫力が伝わるので、一生懸命練習しました。室伏長官にも褒めて頂いたので、この映画は金メダルですね!」と喜んでいた。
映画『フード・ラック!食運』舞台挨拶(11/4開催)
(左から)EXILE NAOTO、土屋太鳳、寺門ジモン監督
(c)2020 TIFF
土屋太鳳は、主演映画『フード・ラック!食運』(11月20日公開)の舞台挨拶に登場。同作は『ダチョウ倶楽部』のメンバーで、芸能界屈指の食通としても知られる寺門ジモンさんの初監督作品。
撮影中も合間も「相当、食べました」と、美味しい焼肉の話題で盛り上がる3名。
土屋はコロナ禍での上映に「難しい状況の中、貴重な映画祭に参加できて本当に嬉しい。愛情と感謝を"噛みしめて"、大切な今を皆さんと一緒に"味わえたら"」と映画テーマにかけ鑑賞を呼びかけていた。
映画『10万分の1』舞台挨拶(11/5開催)
(左から)三木康一郎、白濱亜嵐、平祐奈
(c)2020 TIFF
平祐奈は主演映画『10万分の1』(11月27日公開)の舞台挨拶に登場。人気コミックの実写映画化作品で、難病・筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う女子高生役を平が演じる。
満席となった客席を前に平は「すごく圧倒されますね。嬉しいです」と感謝。
「少女漫画が原作ですがキラキラ要素だけではなく人間味もある。自分と置き換えてみたり、ALSの知識も深め向き合いました」と演技に込めた思いを語っていた。
11月9日(月)まで開催中の第33回東京国際映画祭。日比谷会場(日比谷ステップ広場)での屋外上映(無料)もおすすめです。
(取材・文・撮影/落合 宏樹)