特集記事タイトル
AKB48渡辺麻友が卒コンで伝えたかったこと
渡辺麻友卒業コンサート
『初日』を生オケ&ソロで披露する渡辺麻友
AKB48のエース渡辺麻友が卒業コンサートを開催。AKB48という特殊な環境のなか、強い意志で11年間『王道アイドル』路線を貫き通した『まゆゆ』を17,000人が見送りました。
1. AKBの未来を担う期待の若手に光を当てステージを去る
※掲載内容は2017年10月31日現在のものです
1. AKBの未来を担う期待の若手に光を当てステージを去る
AKB48の"最高の王道アイドル"『渡辺麻友』(愛称:まゆゆ)が、今年いっぱいでAKB48としての活動を終了するにあたり、2017年10月30日(火)まゆゆの地元・埼玉のさいたまスーパーアリーナにて、『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』が開催され、火曜日にも関わらず全国から集まったファン17,000人が卒業を見送りました。

渡辺麻友卒業コンサート
渡り廊下走り隊OBも久々に登場
コンセプトからセットリスト、構成、衣装など、20回以上の打ち合わせを行ったという自己ブロデュースによるラスト・コンサート。全35曲中の33曲で渡辺麻友が登場し、自身のファンを喜ばせつつ、麻友らしく未来を託す若手を目立たせる機会が多い構成となっていた。
1曲目は『リクエストアワー2009』(楽曲の人気投票)で1位となった思い出の曲『初日』。自身が所属した初代チームBを象徴するオリジナル曲で、1位発表で大粒の嬉し涙を流すBメンバーに、会場全体から本当に暖かい大きな拍手が贈られたのが、私も印象に残っています。。
渡辺麻友卒業コンサート
『君のC/W』向井地美音、小栗有依と
ユニット曲では、麻友が「これから輝いてセンターはれるんじゃないか」と期待したメンバーを抜擢。終演後の囲み取材では「特にチーム8の小栗有依(ゆいゆい)に最近注目している」とし「めきめき成長してて、ぐんぐんアイドルオーラもましている王道アイドル」と評した。
小栗のほかには、向井地美音、高橋朱里、岡田奈々などにAKB48でのアイドル路線踏襲を期待している模様。タイトル「みんなの夢が叶いますように」に込めた、メンバーや運営、ファンへのメッセージも含めた全体構成だった。
渡辺麻友卒業コンサート
まゆゆの代表曲『シンクロときめき』
中盤では、自身のソロ曲『シンクロときめき』『出逢いの続き』『守ってあげたくなる』を披露。途中、自身が主演した連続ドラマ『サヨナラ、えなりくん』の寸劇を挟み、えなり本人が着ぐるみの『もちち』から登場し、麻友から一括されるなど場内を笑いに包んだ。
今回のコンサートは西洋のお城をイメージした世界観で統一され、すべてオリジナルの衣装は『THE まゆゆ』という感じのお姫様ドレス調が多く、MCで指原や峯岸、柏木などベテランメンバーは「まゆゆが目立てばいい」と、厳しい衣装に苦笑いしていた。
渡辺麻友卒業コンサート
ラストはゴンドラで空へ去る
アンコールでは『AKBのシンボル』であり続けた麻友へ秋元康氏が描き下ろしたオリジナル曲『サヨナラで終わるわけじゃない』を披露。「私の気持ちを全部代弁した素敵な楽曲」と麻友が評する神曲に、会場のファン、メンバー、そして私の近くにいたベテランスタッフも泣いていました。
歌詞は「(前の彼氏に)私は幸せになりました」と報告する内容で、麻友が秋元氏にこれまでのAKBとしての活動を振り返り「私は幸せです」と感謝を伝えたのを恋愛の歌詞に置き換えたと、私は勝手に推測しています。

そしてアンコール2曲目では、この日2回目となる『初日』をステージに登場した初代チームB全員で笑顔で披露。AKB加入時からの盟友・柏木由紀から初めてという手紙をもらい強く抱き合う2人に会場から大きな拍手が。最後は羽のついたゴンドラで会場の空高く去っていき、ラストコンサートは終演しました。
渡辺麻友卒業コンサート
終演後の囲み取材にて
渡辺麻友卒業コンサート
オープニング
渡辺麻友卒業コンサート
さながら麻友のソロコンサート
渡辺麻友卒業コンサート
ゆきりんからの初手紙に涙と笑顔
「真面目が損をする」傾向のAKBにて、最後まで『王道アイドル路線』を貫き通す渡辺麻友さん。12月26日にはホームのAKB劇場で最後の劇場公演をおこないます。

また、初のソロアルバム(タイトル未定)が、2017年12月20日に発売されます。
【渡辺麻友】
◇オフィシャルサイト:http://www.watanabemayu.jp/

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