東京ステーションギャラリー『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展へ
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入口付近にある巨大パネル
『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展が、12月18日(土)より東京ステーションギャラリーにてスタート。会場内の模様をご紹介します。
1.作者直筆原稿や大英図書館所蔵の資料で魔法や魔術の歴史を紐解く展覧会
※本記事内の金額・料金表示はすべて税込です
※掲載内容は2021年12月27日現在です
1. 作者直筆原稿や大英図書館所蔵の資料で魔法や魔術の歴史を紐解く展覧会
『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展が、2021年12月18日(土)より、JR東京駅・丸の内北口改札前の『東京ステーションギャラリー』にてスタートしました。

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(c)Yanagi Shinobu
本展は、大英図書館が2017年に開催した『Harry Potter: A History of Magic』の国際巡回展で、ロンドン、ニューヨーク、兵庫を巡り、ついに東京にやってきました。

展示会場である『東京ステーションギャラリー』は、1914年(大正3年)に創建された重要文化財・東京駅丸の内駅舎内で、魔法世界への入口として、これ以上ない雰囲気です。

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ジム・ケイ 《『ハリー・ポッターと賢者の石』の9と3/4番線の習作》
ブルームズベリー社蔵 (c)Bloomsbury Publishing Plc 2015
本展は映画『ハリー・ポッター』のファンはもちろん、原作のファンがより楽しめる内容。同作で描かれる<魔法世界>の背景にある、魔術や呪文について、大英図書館が所蔵する貴重な書物や資料で魔法世界を紐解いていきます。

そして、原作者J・K・ローリングによる直筆原稿やスケッチを加えた、約140点を展示。

ハリーやハーマイオニーたちと同じく、ホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿う形の全10章で展示が構成されているのも、ファンにはたまりません。

第1章:旅は、第一作が出版されるまでの経緯などを、貴重な資料とともに紹介。

イラスト版『ハリー・ポッターと賢者の石』の表紙を飾った絵画《『ハリー・ポッターと賢者の石』の9と3/4番線の習作》も展示されていました。

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(c)Yanagi Shinobu
私が会場内で最も興味深かったのが、第5章の呪文学。ハリーの魔法世界における呪文とは、呪文の言葉を唱え、正しく杖を振るという合わせ技を意味します。

ホグワーツでは、鍵のかかった扉を開ける呪文(アロホモーラ)や、ものを宙に浮かす呪文(ウィンガーディアム レヴィオーサ)などを学びます。

第8章は物語が進むにつれ重要となる『Defence Against the Dark Arts(闇の魔術に対する防衛術)』。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスが描いた、身を守るため杖で円を描く魔女《魔法円》は、作中で保護呪文を唱えるハーマイオニーとイメージが重なります。

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(c)Yanagi Shinobu
そのほかにも、ホグワーツの『秘密の部屋』に眠る怪物『バジリスク』についての資料、『シリウス・ブラック』の名前の由来がわかる資料など、みどころ満載。

日時指定制ですが、混雑日は前の人に続いて1列でゆっくり進むため、滞在時間に余裕をもって訪れましょう。

音声ガイド』(アプリ/610円)は『ハリー・ポッター』の大ファンでもある女優の桐谷美鈴さん。展示をより深く楽しむため、事前にアプリをダウンロードしイヤホンを忘れずに。

グッズショップでは、オリジナルの会場限定グッズを多数販売。一番人気の『公式図録』(2,800円)はショップの外でも販売されていました。

2022年3月27日(日)まで開催される『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展。

自分のペースでじっくり鑑賞したい方は、冬休み以降がおすすめです。

(取材・文・撮影/落合 宏樹)
【『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展】
◇公式ウェブサイト:https://historyofmagic.jp/
◇開催期間:2021年12月18日(土)-2022年3月27日(日)
◇時間:10:00-18:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
◇休館日:月曜日、12/29(水)-1/1(土・祝)、1/11(火)
※ただし、1/10(月・祝)、3/21(月・祝)は開館
◇チケット:日時指定予約制(ローソンチケット販売)
一般2,500円/高校・大学生1,500円/小・中学生500円
◇会場:東京ステーションギャラリー
>>GoogleMapでみる
◇アクセス:JR東京駅丸の内北口改札前ほか
***関連リンク***
■東京ステーションギャラリー(公式ウェブサイト)
■魔法ワールド(ワーナー・ブラザーズ)

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