李監督とは前作『怒り』以来6年ぶり2度目のタッグとなった広瀬は、本作の撮影に向け、李監督とお会いしたとき『どうしたらいいのかわからない』とすぐに相談したら、監督から「それじゃ、この作品はダメだね」と言われ「頑張ります」と答えました」と照れながら回想。

イベント中、本作にちなみ「宿命の相手」を発表するイベントでは『姉』と回答し「姉妹であり、友達であり、同業者であり、切っても切れないし、先輩でもある。なんか不思議な距離感の姉妹で、言葉に表せない宿命的な存在」と、同じく女優として活躍する姉・広瀬アリスとの関係を明かしました。

「お芝居をするときも、お互いのはらわたを見せ合わないとできないよね・・・という認識の上でやっていたところもあった」と、撮影時を振り返った。

横浜は、恋人への”甘え”が理解しがたかったそうで「僕はずっと空手をやってきて、人に弱みや涙を見せるな、男はこうあるべきだと叩きこまれてきたので『甘えってなんだ？』というところが理解できなかった」と撮影開始時の悩みを明かした。

そして「李監督からの提案で、広瀬さんに劇中同様の膝枕をしてもらってみたんですが、そこで距離感を近づけていけたし『人に甘えるとはこういうことか』と少し理解できた」と広瀬との膝枕を振り返った。

それを受け多部が「現場で『手を繋いでいよう』とか『抱きついておこう』くらいでしたね。もうちょっと色々したかった・・・」と発言してすぐ「…したかった…!?」と、自らの発言を振り返り照れる多部。

すかさず松坂から「色々としたかった？ものすごく意味深ですね」とツッコまれる場面もありました。

最後に広瀬は「光栄だし、李監督の映画は改めて凄いと思いました。みんなでお腹の中のマグマを吐き出しながら作った映画です。一人でも多くの方に届いたら嬉しいです」と観客にアピールし、イベントは終了しました。

映画『流浪の月』は2022年5月13日（金）全国ロードショーです。

©2022「流浪の月」製作委員会

（取材・文・撮影／落合 宏樹）

【映画『流浪の月』（るろうのつき）】
◇公式ウェブサイト：https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
◇公開日：2022年5月13日（金）全国ロードショー
◇原作：凪良ゆう『流浪の月』（東京創元社刊）
◇監督・脚本：李相日
◇出演：広瀬すず　松坂桃李　／　横浜流星　多部未華子　／　柄本明
◇配給：ギャガ

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